人は自分と外見的魅力度が同じくらいの人を恋人に選ぶ傾向にありますが、世の中にはイケメンと美女/美女と野獣のように外見的魅力に差があるカップルも少数ながら成り立っているのも事実です。この記事ではそういった外見的魅力に差があるカップルが成り立つ条件を4つご紹介します。
時間をかける
1つ目は時間をかけることです。人間は同類交配といって自分と似た人を恋人に選ぶ傾向があり、外見的魅力度の高さももれなくその1つです。基本的にはイケメンと美女どうしが付き合いやすいという残酷な真実があるわけですね。
しかしこの外見的魅力で恋人を選ぶのは付き合うまでの期間が短い場合、具体的には出会ってから3カ月以内に付き合ったカップルは相手の外見的魅力を恋人を選ぶ大きな要素としていた一方で、出会ってから3カ月以上経ってから付き合ったカップルは他の要素を重視していたことが心理学的な研究でもわかっています。
また、イケメンと美女は短期間での交際を繰り返し、相手をとっかえひっかえしやすい傾向にあることもわかっています。これは外見的魅力が高いこともそうですが、人間が先述の同類交配の傾向にあることや、女性が男性を恋愛対象候補として維持できるのが出会ってから3カ月まで、など様々な要因が影響していると考えられます。
もしもあなたがそれほど外見的魅力に自信がなく、好きになってしまった相手がイケメン/美女だった場合、出会ってから3カ月以上交友を続けてから告白すると、外見的魅力でのハンデを小さくすることができます。
また、外見的魅力が大きく影響するのは3カ月というのはあなたにも同じで、一見素敵だと思っていても3カ月以上交友を続けてみるとそれほど魅力的ではなくなってきた、ということもあり得ます。相手の趣味や性格といった内面が見えてくることで、外見だけが優れた異性に引っかかりづらくなるわけですね。
他者への親切さ
イギリス・ノッティンガム大学をはじめとする研究によると、ボランティア活動をしていたり、他者への親切心を持つ人は外見以上の魅力を相手に感じさせることがわかっています。
こうした行動はリーダーシップや責任感を連想させるだけでなく、親切な行動を取ることで外見的な魅力の評価まで高まったという研究もあります。
おとぎ話のようなきれいごとに聞こえますが、あなたが高嶺の花を狙っているのなら、ボランティアに参加してみたり、親切な自分になれるよう心掛けると可能性は高まるかもしれません。
言語知性
フィンランドとアメリカの共同研究では、言語知性が恋愛や結婚に大きな影響を与えることが明らかになりました。
言語知性、数学的知性、論理的知性すべて魅力を引き上げることがわかったのですが、その中でも特に言語知性が高く評価されました。
これは何も芸人さんみたいにすごく面白い話をする必要はなくて、普段の会話の中でのちょっとした気配りや、面白い話題の提供、ちょっとだけ捻ったユーモアのある返しができれば魅力が高いと評価されたようです。
言語知性を磨くのは簡単ではありませんが、普段友達との会話の中でどうやったら会話を盛り上げられるか、この場をもっと楽しい空気にできるか、といったことを心がけながら話すだけでも多少効果はあります。
話題であれば事前に仕込んでおくことも可能ですので、移動中の電車の中で「今日はこんな話をしよう」とシミュレーションしてみたり、普段行かないような場所に遊びに行ってみて話題を作る、といった努力をすると効果的です。
笑いを共有できる
カップルのうちどちらか片方でも「他人を笑わせるのが好き」かつ「自分がいじられるのを楽しめる」という2つの要素を兼ね備えている場合は、関係が良くなる傾向にあったことが研究によりわかっています。
プライドの高い人はいじられるのを楽しむのは難しいかもしれませんが…そうですね、かなりしんどいショック療法が必要なので、これを鍛えるのは難しいですね。
一応書いておくと、強豪校の運動部に入る、ガチガチ縦社会の会社や組織に入る、とかになりますが、性格を強制する前に辞めてしまう人が多そうです。そもそも性格を変える話になるので、自分が今の自分じゃなくなります。
ただし、逆にカップルのどちらか片方でも他人からいじられるのが嫌だ、と思っている場合は関係が悪化しやすい傾向にあったこともわかっています。
どのみち他人からいじられることを楽しむ心の余裕がないと人間関係は難しいのかもしれません。