最新の経済学では魅力的な顔と収入に相関があることがわかっています。昔は整形といえばきれいになりたいからする、というだけでしたが、現在は収入を増やすための戦略的な整形も考えられます。この記事ではいくらまでの整形なら元が取れるのか、経済学的な研究をもとに解説します。
最新研究が示す「魅力的な顔の経済効果」
経済学の先行研究では美男美女はそうでない人に比べて、生涯年収に換算して2億円程度得をしている、とされています。しかしこれは単純な収入ではなく、顔が優れていることにより良い扱いを受ける、といった間接的な要素も価値換算したうえでの数値です。
西オーストラリア大学の研究によると、顔が良い人は職場での評価が高まり、収入も増える傾向があることがわかりました。販売職はもちろんのこと、管理職においても顔が魅力的な人=信頼できるという評価を得やすいことがわかっています。
これは心理学のハロー効果でも説明が付きます。(ハロー効果:一つ良い部分が目立つと他の部分まで良く見えてくる認知バイアス)
研究では、顔の良さが年収に与える具体的な影響を調査。結果として、美男美女はそうでない人に比べて 月収が平均4万3,500円多い という結果が得られました。さらに、見た目が「信頼できそう」と評価される場合は、月収が5万300円増える というデータも示されています。
いくらまでなら元が取れるのか
先の研究をもとに計算すると、年間にしておよそ52万円~60万円くらいまでは整形にお金を使ったとしても、経済学的な期待値としては元が取れる計算です。
さらに、一度上がった収入は下がりにくいこと、一度得た魅力的な顔はある程度メンテナンスを行えば当分維持できることを考えると、整形に100万円~300万円程度を投資しても、その後の収入増加によって十分に元が取れる可能性があります。
このあたりはあなたの現在の年齢によっても変わってくるため一概には言えませんが、少なくとも金銭的に元が取れれば、あとは美男美女として扱われる間接的な価値を考慮すれば総合的にはプラスです。
整形のリターンを最大化する方法
この効果は職種や役職によって異なることも指摘されています。例えば
- 接客業や営業職
- 管理職
美男美女であることが特に重視される職種では、収入への影響がさらに大きくなる可能性があります。(科学的な記事なのできれいごとは抜きにします)
顔が魅力的だと「信頼感」まで高まり、収入や昇進に影響するため、整形によるリターンが見込まれます。
ただし、女性の場合「可愛い系の顔」は管理職に就きづらいケースがあることも一部の研究で示されています。こうした背景を考慮すると、整形にお金をかける場合でも、自己分析をした上で適切な投資額や方向性を見極めることが重要です。
投資を考えるなら計画的に!
整形を検討する際には、以下のポイントを意識しましょう。
- 目標設定
- コストとリターンのバランス
- リサーチを徹底
どの部分を改善することで自分の魅力を最大化できるのかを考える。
整形にかける費用と、それによって得られる可能性のある収入や生活の向上を比較。
信頼できるクリニックや専門医を選ぶ。
顔への投資は、自分の人生をより豊かにする一つの手段です。人間は情報のほとんどを視覚から得ている動物であり、外見的魅力が高い人は性格や内面まで良いと思われる認知バイアスが働くことも、心理学の研究によりわかっています。
特に恋愛においては外見的魅力が一定以上ないと土俵にも上がれないため、運悪く外見的魅力が低く生まれてしまった人は整形を考慮した方が経済的にも幸福度的にも得をする可能性が高いのが現実です。
ちなみに恋愛市場では男性の下位7~8割、女性の下位2~3割が外見的魅力により落第することがマッチングアプリなどの統計調査によりわかっています。
婚活の場合は恋愛と異なり、男性は異性としての魅力がなくてもATMとしての魅力があればマッチできる確率は飛躍的に上がりますが、今までもこれからも散々他の男と遊びまわる女性にその扱いをされて満足できるのかはあなた次第です。
参考
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1048984315000752