カップルはどれくらいの期間で別れるのか【最長交際期間の平均と分布】

カップルはどれくらいの期間で別れるのか【最長交際期間の平均と分布】

この記事ではカップルがどれくらいの期間で別れるのかについての統計をご紹介します。気になる人に恋人がいるという片思い中の人はどれくらいチャンスを伺えばいいのか、今現在恋人がいる人は関係悪化の予防に役立てて頂ければ幸いです。

これまでに最も長く続いた交際期間は?

交際期間に関する統計はアンケート調査で取るしかなく、恋愛系雑誌やマッチングアプリなどの民間企業や、民間の調査会社が調査したものがこれまでにいくつか発表されています。

この記事ではマクロミルアンケートが、学生と社会人の男女それぞれ155人に対して行ったアンケートを紹介し、そのデータを元に話を進めていきます。

学生(高校生・高専生・大学生)

これまで最も続いた交際期間のアンケート(学生)

引用:セキララゼクシィ
グラフ出典:マクロミルアンケート

学生(高校生・高専生・大学生)の最も長く続いた交際期間は次のとおりです。

  • 半年未満:29.0%
  • 1年未満:34.2%
  • 2年未満:20.0%
  • 3年未満:10.3%
  • 4年未満:4.5%
  • 5年未満:0.6%
  • 5年以上:1.3%

学生の場合、60%以上が1年以上恋人関係が続いたことがないことがわかります。また、2年以上関係が続いたことがない人は80%を超えています。

学生の恋愛は数カ月~せいぜい1年程度しか続かないことが多いようです。

社会人

これまで最も続いた交際期間のアンケート(社会人)

引用:セキララゼクシィ
グラフ出典:マクロミルアンケート

社会人の最も長く続いた交際期間は次のとおりです。

  • 半年未満:3.9%
  • 1年未満:6.5%
  • 2年未満:14.8%
  • 3年未満:24.5%
  • 4年未満:12.3%
  • 5年未満:7.1%
  • 5年以上:31.0%

社会人では学生と比べ分布がガラッと変わってきます。1年以上恋人関係が続いたことがない人は全体のうちたった10.4%程度しかおらず、2年以上関係が続いたことがない人でも25.2%しかいません。

学生の恋愛と比べて長い期間交際が続く傾向にあることがわかります。

このアンケートは「今までで一番長く続いた関係」ですので、学生の頃に長期恋愛を経験して、社会人になってからは短めの交際経験がない人でも2年未満や3年未満に分布している可能性はあります。

ただ、それを考慮しても、これだけ数字が違えば社会人の方が長期間関係が続く傾向にある、というのは間違いなさそうです。

交際期間の平均

続いて交際期間が平均どのくらい続くのかについても見ていきましょう。

高校生の場合

高校生カップルの平均交際期間は3~4カ月と短めです。

高校生であれば初めて付き合うケースも多く、恋愛関係についての知識・経験や、お互いの性別に対する理解も薄いでしょう。多感な時期でもあるのでケンカした後に収拾がつかなくなり、そのまま別れてしまうことも考えらえます。

また、思春期ということもあって、恋人そのものがすごく欲しくなる時期でもあります。相手のことが本当に好きかどうかよりも、恋人を作れるかどうか、という視点で考えてしまうため、気軽に付き合って気軽に別れる、ということが起こりやすいのでしょう。

ライフステージが変化する時期であることも交際期間が短めな原因と考えられます。高校2年生や3年生で付き合ったけど部活に受験勉強にと忙しく、挙句の果てに進路は県外…ともなれば、お互いにまだ好きでも別れてしまうケースもあるでしょう。

大学生の場合

高校生カップルの平均交際期間は5~6カ月と少し長くなります。

恋愛関係に慣れてくることもあるでしょうが、高校生に比べてアルバイトをしたり、車を運転できるようになったりと行動範囲もデートに使えるお金も増えるため、あまり合わないカップルだったとしてもそれに気付くまで時間がかかるようになるのでしょう。

ただし、まだ結婚までは意識していないカップルが多いため、ひととおりの遊びを経験したらマンネリ化し、別れてしまうケースも多いのでしょう。

お互いの価値観をよく知る、お互いに歩み寄るという心の関係がまだうまく構築できないステージともいえます。

社会人の場合

社会人カップルになると平均交際期間は約1年と一気に長くなります。

これは恋愛経験が増えてくることや精神的に成熟してくることによって、よりお互いの心に接する付き合い方ができるようになるためとも言われますが、私は別の要因が強いと思っています。

社会人カップルは高校生や大学生と比べて会える頻度が著しく低下します。高校生であれば学校で毎日顔を合わせ登下校を共にしたり、大学生でもお互いの授業の合間に自習室で会ったり、サークルで頻繁に顔を合わせますが、社会人でこの頻度で会えるカップルは社内恋愛の場合くらいです。

平日会えない場合はどうしても週に1~2回、仕事が忙しければ月に2~3回という頻度でしか会えないため、関係の構築も崩壊も学生に比べてスローペースになっているだけのケースは多いのではないでしょうか。

もちろん結婚を意識するタイミングでもあるので、より相手のことを深く知ろうという真剣な付き合いも多くなりますが、人間の精神性は多少歳を取ったくらいで簡単に成熟するものではありません。

カップルが最も別れやすい期間

多くのアンケートで、カップルが最も別れやすい時期は付き合ってから3か月目という結果が出ています。

付き合ってすぐはお互いに気持ちが盛り上がっていますし、1か月、2カ月くらいかけて色んな場所に2人で遊びに行ったり、デートを重ねるにつれ相手の食事の好みやマナー、興味関心などもこれまでよりも深く見えてきます。

3か月目にもなると最初の勢いだけでの交際は難しくなってくる時期なのでしょう。

また、心理学では相手を評価する要素として、容姿が大きな割合を占めるのがこの3カ月という期間だということがわかっています。異性と付き合いたいという欲求の原動力には特に容姿が大きな要素として関わってくるため、性格は合わないけど見た目で許せる、というラインがこの3カ月という期間なのでしょう。

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