恋愛、というより人間関係には嘘がつきものです。嘘を吐くこと自体がすべて悪いとは言い切れませんが、人間関係において「ついて良い嘘」と「ついてはいけない嘘」があります。今回は、特にソシオパス(反社会性人格障害)に多い、関係を壊しかねない5つの嘘を紹介します。
これらのうち1つ2つくらいならともかくとして、4つも5つも当てはまるようであれば、相手との関係を見直すべきかもしれません。
1. 自己増大の嘘
自分を実際以上に魅力的、有能、成功しているように見せる嘘。詐欺師やマルチ商法、マルチまがい商法、情報商材屋さんなどの常とう手段です。
ソシオパスの人がよく使う手法で、自分を大きく見せることで相手をコントロールしようとします。たとえば、実際には資産がないのに「100億円持っている」と言ったり、架空の人脈を自慢する場合などです。この嘘が多発する場合、注意が必要です。
2. 自分の過ちを隠蔽する嘘
自分のミスや過ちを隠し、他人に罪をなすりつける嘘。
浮気がバレた際に逆ギレし、相手を責め立てるなど、自分の非を認めず他人を犠牲にして責任逃れをする場合が典型例です。こういった行動は、信頼関係を著しく損ねるだけでなく、あなたを精神的に疲弊させます。
3. 感情や動機を隠す嘘
本当の感情や目的を隠し、相手をコントロールする嘘。
たとえば、怒りを隠し、場の空気をよくするような態度を取りながら、後から相手を責め立てるなどの行動です。こうした嘘は、相手の安心感を利用して支配しようとする意図が見え隠れします。
4. 過去の出来事に関する嘘
自分の過去を偽る、または編集する嘘。
過去の経歴や出来事を捏造し、自分を良く見せるために使うのが特徴です。たとえば、経歴詐称や、過去の失敗を隠すために嘘をつくケースです。長期的な信頼関係を築くことが難しいため、このような行動は特に危険です。
5. 未来の約束に関する嘘
守る気のない未来の約束で現在を操る嘘。
たとえば「結婚するつもり」といった期待感を持たせる約束をし、その場の空気をコントロールするために利用します。ソシオパスの人は、約束を義務ではなく“相手を一時的に操る道具”として使う傾向があります。このような行動を繰り返す人には注意が必要です。
これらの嘘をつく人と関わると、精神的な負担が増えるだけでなく、自分の幸福度を損なうリスクがあります。特に、ソシオパス的な傾向を持つ人は、長期的な関係の中で深刻なトラブルを引き起こす可能性が高いため、早めに対処することが重要です。