恋愛における価値観や行動パターンは心理学や行動経済学の研究でも取り上げられており、このような違いを「恋愛スクリプト」と呼びます。この記事では恋愛スクリプトの分類と、そこからわかる最適なパートナーの見つけ方についてご紹介します。
恋愛スクリプトとは
スクリプトというのは聞きなれない言葉だと思います。恋愛スクリプトというのはどういった価値観や行動パターンを持って恋愛に臨むのか、その性格や性質のことだと思ってください。
わかりやすいところでいえば、相手と対等な関係でいたいと思うタイプもいれば、対等ではない上下関係があった方が望ましいと考えるタイプもいます。
具体的にどのようなタイプがあるのか見ていきましょう。
恐怖タイプ
恐怖や支配感を利用して関係を築こうとするタイプ。相手に恐れを抱かせることで主導権を握ろうとする傾向があります。
強引な言動や感情的な駆け引きが多く、亭主関白や鬼嫁がこのタイプに当たります。行き過ぎると暴力行為を伴う危険もあるため注意しましょう。
このタイプと相性が良いのは強い相手に支配されたいと考えるタイプで、何をするにも人に決めてもらいたい、自分では決めたくない、他人の指示に従うのが心地よいと考えるタイプです。
SFタイプ
普通の人とは違う特殊な人に魅力を見出し、その奇抜な人との関係をファンタジーの物語のように楽しむタイプ。
芸術家や学者、ミュージシャンや珍しい病気を持っている人に惹かれ、その相手を自己犠牲を払いながら支えることに喜びを感じます。
刺激を求め、ちょっと変わった人生を歩みたいという願望を持っていますが、こういった特殊な相手が成功するケースは少ないため、金銭的には苦労することが多いかもしれません。
ミステリータイプ
相手の多くを知ろうとせず、むしろ謎の多さに魅力を感じ恋愛のドキドキを味わうことを楽しむタイプ。
知らない部分をあれこれ想像できるのは楽しいのですが、何を考えているかわからず不安を与えることも。
不安症の人とは相性が悪く、あれこれ想像することを楽しめるポジティブなタイプと相性が良いです。
劇場タイプ
劇場のような演出を好むタイプ。良く言えばロマンチスト、悪く言えばキザだったりナルシストにも見えてしまうかもしれません。
誕生日や記念日を大切にし、特別な演出を仕込んだり、サプライズを仕掛けるのが大好き。そのぶん日常の何もない日々は退屈に感じがちなため、相手と自分の誕生日が近かったり、記念日が何カ月もないとその間に冷めてしまうかも。
このタイプは演出をするのもされるのも好きなため、自分と同じタイプと相性が良いです。
戦争タイプ
面と向かってケンカすることで愛情を確かめるタイプ。ケンカすることでお互いの腹の内を見せ合い、そこから仲直りまでのアップダウンの刺激を楽しむタイプです。
思ったことを口にしやすいぶん不満は溜まりづらいのですが、ケンカを避けがちなタイプとは相性が悪く、相手が思ったことを言ってくれないのは自分に心を開いていないと捉えがちです。
当然同じタイプ同士の相性が良いです。
独裁タイプ
どちらかが完全に主導権を握る支配関係を望むタイプ。支配する側にもされる側にもなることができるため、自分が上に立ちたいというよりは主従関係が心地よいと考えています。
このタイプもやはり同じタイプ同士の相性が良いです。
コレクションタイプ
自分の人生設計に基づき、そこにフィットする相手を選ぶタイプ。良く言えば計画的、悪く言えば柔軟性に欠けます。
人生設計を優先的に考えるため、お互いの人生設計が合致していることや価値観が近いことが重要です。共通の目標を持っていると理想的です。
同じタイプ同士の相性は良いのですが、お互いの人生設計や重視する部分が違うとうまくいきません。