恋愛関係を築くのは簡単なことではありませんが、壊れるのは一瞬だったりします。本記事では、心理学の統計やデータを基に「一撃で恋愛関係を破壊するNG行動」を5つ紹介します。恋人やパートナーとの関係を長続きさせたい方は、ぜひチェックしてみてください!
1. スマホの「盗み見」
「勝手にスマホを見られるなんてありえない」と思う方も多いことでしょう。実際にスマホを盗み見することは、人間関係に深刻なダメージを与えることが研究でもわかっています。
ブリティッシュコロンビア大学の研究によると、スマホを盗み見された、もしくは盗み見をした経験がある人の約50%が、その後の人間関係を解消しています。この調査では、102人の男女を対象に「他人のスマホを覗いたことがあるか」「他人からスマホを覗かれたことがあるか」を調べました。
結果、どちらの場合でも50%もの確率で人間関係が壊れることが示されています。
スマホを盗み見することで、相手への信頼が損なわれるだけでなく、何もなかったとしても疑念が残ります。他の端末やアカウントに隠し事があるのでは…と不安が膨らんでいき、この猜疑心はやがて二人の関係を終わらせる原因になります。
2. 友人関係を犠牲にする
付き合い始めたことをきっかけに、それまで会っていた友達との関係を絶つことがありますが、実はこれはパートナーとの関係を悪化させるというデータがいくつか出ています。
パートナーに配慮して友人関係を断つことは一見良い選択に思えるかもしれません。しかし友人が減ると自分の感情のバランスが崩れ、結果的にパートナーにすべての感情を押し付けるようになります。これは相手にとって重荷となり、最終的に関係を壊す原因になるのです。
むしろ、友人関係をパートナーと共有する形で維持するのが良いとされています。共通の友人を持つことで、信頼感が高まり、より安定した関係を築けるでしょう。
3. 感情か論理のどちらかが欠如している
パートナーとのコミュニケーションで、感情表現が足りない、もしくは論理的な説明が不足している場合、すれ違いが生じやすくなります。
男性は論理的なアプローチを好む一方、女性は感情の共有を重視する傾向があります。この違いを理解せずに自分本位のコミュニケーションを続けると、相手の不満が蓄積していきます。
男性は感情を受け止め、女性は論理を少し取り入れることで、お互いの話をより深く理解できるようになります。これにより、信頼感と共感が高まります。
4. デマンド・ウィズドロー(Demand-Withdraw)
インディアナ大学が53組のカップルを集めた調査によると、カップルのトラブルの多くは「デマンド・ウィズドロー」というコミュニケーションスタイルに起因しています。
デマンド・ウィズドローとは、片方が問題を提起すると、もう片方が無視したり、話題をそらしたりする行動を指します。例えば、女性が不満を述べた際に、男性が「黙ってやり過ごそう」とする行動が典型的です。
このスタイルを持つカップルは、破局率が非常に高いことが分かっています。なぜなら、人は自分の意見や感情を受け止めてもらえないと、自分の存在を否定されたように感じてしまうからです。
パートナーの不満や感情をしっかり受け止め、共感を示すことが重要です。これにより、相手は「自分を理解してもらえている」と感じ、関係が深まります。
5. 重大な問題が起きたときにすぐに謝る
5つ目は意外にもすぐに謝る、です。ミスをしてしまった時、すぐに謝るのは良いことのように思えます。実際、ちょっとしたトラブルであればすぐに謝った方がいいのですが、問題がある程度重かったり、深刻な場合にすぐに謝るのは、実は関係を悪化させてしまう結果につながります。
人間は、自分の思いを表現し、それを受け止めてもらうことで相手への理解と信頼が生まれます。深刻な問題が起きているのにすぐに謝ってしまうと、怒りを十分に表現するまえに謝絶されたような感覚に陥り、不完全燃焼感が残ります。
また、すぐに謝る場合の中でも相手の言葉を遮って謝るような「形だけの謝罪」は最悪です。言葉の上だけで謝っていて、本心では悪いと思っていないことは簡単に相手へと伝わります。
重大な問題が起きて、その責任が自分にある場合は、相手の話をしっかり聞いて、相手が何に怒っているのか、どうしてほしかったのか、今後どうすべきなのかをよく考えたうえで、相手が怒り尽くしたタイミングで心から謝りましょう。
パートナーとの関係では、お互いに向き合い、対話する姿勢を忘れないことが大切です。感情のぶつけ合いや衝突を恐れず、真摯に向き合うことで、二人の絆が深まるでしょう。
まとめ
恋愛を壊してしまう行動には、信頼やコミュニケーションの欠如が大きく関与しています。今回紹介した5つのNG行動を避け、互いを尊重し合う努力をすることで、より良い関係を築くことができます。ぜひ、日々の行動を見直してみてください!