カップルの破局や離婚の最大原因ともいえる浮気。動物的な本能が強い感情型の人であればどうしても浮気欲求というのは出てくるようですが、パートナーとしてはどうにか防ぎたいもの。この記事では女性の浮気のメカニズムとその防ぎ方について解説します。
女性が浮気をしたくなるタイミング
基本的に女性は男性と比べ、性的欲求が少ないことは学術的な研究でもわかっています。例えば性的なことを考える頻度は女性は平均して1日に1~3回程度なのに対し、男性は1分に1回程度考えているとされています。
しかし、排卵期に限り、女性は性的欲求が非常に高くなる傾向にあることも研究によりわかっています。
男性と違い、女性の場合は子供を作れる機会が限られているため、月に1度しかないこのタイミングで欲求が高まるのは生物として自然なことなのでしょう。進化生物学的に考えても、この時期に欲求が高まらない傾向にある遺伝子は淘汰されてきたはずです。
彼氏の左右対称性と彼女の性的欲求
2005年にニューメキシコ大学が行った研究では、54組のカップルを集め、女性に「彼氏とどのくらいスキンシップを取りたいか」を調査する実験を行いました。
この実験では単に女性の欲求を調査するだけでなく、別の部屋で男性の身体のサイズを詳細に測り、彼氏の左右対称性の高さと彼女のスキンシップ欲求にどのような関係があるのかを調べました。
その結果
- 彼氏の身体の左右対称性が高かった場合 → 女性が排卵期にスキンシップ欲求が25%高まる。
- 彼氏の身体が左右対称性が低かった場合 → 女性が排卵期にスキンシップ欲求が25%低くなる。かつ他の男性とスキンシップを取りたくなる欲求が26%高まる。
ということがわかりました。
女性がパートナーの顔や身体に左右対称性を求めるのはいくつかの先行研究からもわかっており、これは遺伝子が傷ついていない男性を選ぶことで自分の子供の生存確率が上がるためと考えられています。
女性の浮気は致命的な問題に繋がりやすい
男性の浮気と女性の浮気どちらが倫理的にダメか、という話をするつもりはありません。倫理的にはどちらもアウトです。このサイトは学術的な知見から話を進めていきます。
現実問題として、女性の浮気の方が致命的な問題になりやすいのはたしかです。これは単純に女性が妊娠する側の性だから、という問題もありますが、脳科学的な問題でもあります。
男性は本命の相手と一緒にいる時と、浮気相手と一緒にいる時では、活性化している脳の部位が異なるという研究結果があります。つまり男性の浮気は脳科学的にも浮気と理解したうえで行っていることが示唆されています。
一方で、同じ実験では、女性は本命の相手と一緒にいる時も、浮気相手と一緒にいる時も、脳の同じ部位が活性化していたことがわかっています。これは女性には浮気という概念がなく、女性の浮気はイコール本気であることを示唆しています。
これは生物学的に考えても至極納得のいく現象で、男性は複数の相手と同時並行で関係を続けていても生物学的には問題はありません。しかし女性の場合、妊娠すると10カ月間は次の子供を作れなくなるため、複数の相手と関係を同時並行することができません。
女性は出会った中で最上位の男性を本能で求め、それ以外の男性には価値を感じないようにできています。そのため女性の浮気はカップルや夫婦にとって致命的な問題に繋がりやすいのです。
彼女の浮気を防ぐには
女性の浮気のメカニズムがわかったところで、彼氏側にどのような対策ができるのかを考えてみましょう。
身体の左右対称性を高める
最も根本的な対策は身体の左右対称性を高めることです。
身体を鍛えたり、整体に通ったりして身体の歪みを改善し、彼女にとってあなたこそが最上位の相手であるよう自分を高めましょう。
ケガなどで顔の左右対称性が失われている場合は大事になってしまいますが、彼女と相談したうえで美容整形を視野に入れるのも一度考えてみると良いかもしれません。
いくら理性ぶっていても人間も所詮は動物、特に身体的なスキンシップは動物的本能の最たるものです。この令和のルッキズム全盛時代、外見的魅力を磨かずしていくら内面を磨いても、結局本能の部分でパートナーに求められないのはあまりにもつらいことです。
排卵期はなるべく一緒にいる時間を作る
もう1つ彼氏側ができることは彼女の排卵期はなるべく一緒にいる時間を作る、増やすことです。
排卵期は生物的にどうしても女性の欲求が高まるタイミングです。このタイミングでもしも他の魅力的な男性にご飯にでも誘われようものなら、間違いを犯してしまう可能性はどうしても高くなります。
倫理的には浮気をする方が悪いのは明白ですが、やはり二人の関係としてはお互いに浮気しない・されないのが理想です。
相手が浮気をしづらいように努力をすることもパートナーの務めなのでしょう。