脈アリかどうかを見抜く「視線の心理学」

脈アリかどうかを見抜く「視線の心理学」

恋愛の駆け引きで、相手が自分に興味を持っているかどうかを知りたいと考えたことはありませんか?視線には、相手の感情や関心を読み取る重要なヒントが隠されています。この記事では、視線の動きに基づいて「脈アリ」かどうかを判断する方法を、科学的な研究を交えて解説します。

視線の動きと感情の関係について、2017年に行われたカンザス大学の研究では、異性間の視線の動きに関する3つの重要なポイントが明らかにされています。

男性が女性に「脈アリ」の場合

男性が女性に興味を持った場合、視線は顔よりも胴体(バスト、ウエスト、ヒップ)に向かう頻度が増えることが分かっています。

この行動の背景には、進化心理学的な理由があります。男性は無意識のうちに女性のウエストとヒップの比率(WHR)をチェックし、妊娠可能性や健康状態を推測しようとする傾向があるのです。最も魅力的とされるWHRの比率は「ウエストがヒップの0.7倍」とされています。

女性は「目が合わない=自分に興味がない」と判断してしまうことがありますが、実際には逆です。興味があるからこそ、男性は視線を胴体に集中させるため、目が合いにくくなるという現象が起きるのです。

つまりしっかりと身体を鍛え、ウエストを引き締め、ヒップ周りの筋肉をつけている女性は男性の視線チェックでもさらに魅力的に映ります。

女性が男性に「脈アリ」の場合

女性が男性に興味を持った場合は顔を見る頻度が増えることが研究で判明しています。

これは、女性がパートナー選びにおいて、顔の左右対称性を重要視するためです。左右対称な顔は、健康で優れた遺伝子を持つ証とされ、進化の過程で女性が本能的に重視する特徴となっています。

男性はスキンケアを重視し、清潔感を保ちながら左右対称性を強調するようなメイクや表情管理を心がけることが有効です。

男女共に興味がない場合

興味のない相手に対しては、男女共に視線が足元に向かう傾向があります。

顔や身体を積極的に見ることがないため、足元に目が行き、場合によっては靴に関する話題が出ることも。この現象は「興味のなさ」を示すサインとして解釈できます。

視線の動きには多くの情報が隠されていますが、それだけで全てを判断するのは難しい場合もあります。相手の視線だけでなく、会話や声のトーン、態度などの総合的なサインを見極めることが大切です。

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