サイコパスという言葉は耳にしたことがある方も多いでしょうし、なんとなくイメージがあるでしょう。今回はそんなサイコパスについて、学術的な見地から、恋人にしてしまった場合に起きる現象についていくつかご紹介します。
実はサイコパス的な性格特性を持つ人は意外と多く、2~3%、つまり学校の40人クラスに1人くらいはいる計算です。
第5位:キャラを作り替えての複数交際
サイコパスは一度に複数の恋愛関係を維持することが得意です。いわゆる2股3股というやつですが、サイコパスの場合は単なる複数交際ではなく、交際相手ごとに自分の性格や過去のストーリーを作り替えて関係を維持する特徴を持ちます。
普通の性格特性ではコロコロ自分のキャラクターを変えたり、経歴を変えたりすると混乱してしまい、そんな関係をいくつも作ることは難しいし、大変なのでやりたくもないと思うものですが、サイコパスは息を吸うようにこれをやってのけます。
そもそも恋愛関係に限らず、サイコパスはあらゆる人間関係において、その時々に都合の良いキャラクターと過去を使い分けます。もしも恋人の二面性に気付いた場合、それは単なる浮気ではなく、サイコパス的な行動の可能性があります。
第4位:極端なサプライズ
サイコパスは相手を依存状態に陥らせてコントロールするために、極端なサプライズを行う特徴があります。高価なジュエリーや車、マンションなど、派手な贈り物や劇的なサプライズを突然贈ってきた場合はサイコパスの傾向があるかもしれません。
ただ、この手のサプライズは一般的な性格特徴を持っている人であれば「怖い」と感じる傾向にあります。これで喜んでしまう人は自身もサイコパスの傾向があるかもしれません。
人類は同類交配といって似た者同士で惹かれ合う傾向にあります。サイコパスも同じで、サイコパスどうしで惹かれ合うのですが、サイコパスどうしのカップルの相性が良いわけではなく、ぶつかりあって対消滅する結果になりがちです。
第3位:作話(架空の経歴やドラマチックな過去)
サイコパスは自分の過去や経歴を、過剰にドラマティックに改ざんする特徴があります。多少大げさに言ったり、美化することは人類全般の傾向ですが、サイコパスの場合はもはやストーリーを創作しているレベルで過去を作り上げます。
例えば親に叱られて家に入れてもらえなかった経験を「親に捨てられた」なんなら「孤児院で育った」まで変えてしまったり、夕食に一度丸めた新聞紙を出されただけなのに「家でご飯を与えてもらえなかった」まで作り変えてしまう、といった具合です。
付き合い始めの段階でまるで映画や小説の主人公のような、「そんなこと本当にあるの?」と疑問に思う話が出てきたら、それはサイコパス的な作話である可能性があります。
ちなみにサイコパスの場合、その話を肯定して喜んであげると、作話がさらにエスカレートしていく傾向があるため、恋人にその気配が見えたら一度話に乗っかってみると見抜けるかもしれません。
第2位:変則的な性的欲求
サイコパスは共感能力が低いため、「痛い」「汚い」「嫌悪感がある」ような嗜好にも躊躇いがありません。一般的な性格特性を持つ人であれば、こういったプレイは自分も感情を共有してしまうため避ける傾向にありますが、サイコパスの場合はそのブレーキ機能がないのです。
具体的な内容は書きづらいのでアレですが、「ちょっと変わったプレイ」の次元ではなく、「さすがにそれはなくね」みたいな次元のプレイを要求してくる人はサイコパスかもしれません。
第1位:根拠のない嫉妬と過剰な束縛
第1位は、根拠のない嫉妬から始まる過剰な束縛です。サイコパスの恋人は、実際には証拠がないのに嫉妬深くなり、相手を極端にコントロールしようとします。
例えば「仕事中に他の異性と浮気してるんでしょ!」といった根拠のない非難が頻発します。そして、その嫉妬を理由に相手の行動を制限しようとします。
こうした束縛が続くと、パートナーは自分の自由を失い、ストレスが溜まります。これも、相手をコントロール下に置くための典型的な手段です。
このパターンが発覚してからだと別れるのも難しい、場合によっては身の危険があるので、この項目だけでも付き合う前に、相手の友達に確認しておくことをおすすめします。