LINEがメジャーな連絡手段となり、恋愛にも使われるようになった頃に生まれた言葉「既読スルー」。今回はその既読スルーを恋愛の駆け引きで上手く活用する方法についてご紹介します。
既読スルーについて
まず既読スルーとは、「相手からのメッセージを読んだのに返していない状態」です。電子的な連絡手段がメールの時代は相手が既読かどうかは判断が付かなかったのですが、LINEではメッセージを開くと「既読」という文字が付いて、それが相手にも伝わってしまいます。
なので、「どうして読んだのに返してくれないの?」というイザコザが発生するようになりました。
これは人によって既読スルーの意味合いが異なっていることも大きな原因で、人によって「とりあえずチェックしたけど今忙しいし、内容が緊急じゃないから後で返す」が普通かどうか、常識や文化が異なるわけです。
また、既読を付けることで読んだことが相手に伝わるようになったため、「この内容ならわざわざ返信しなくても、読んだことが相手に伝わればOK」と考える人もいます。
電子的な連絡手段の主流がメールの時代は「返信が来たかどうか」だけが唯一のレスポンスでしたが、LINEが主流になって「読んだかどうか」というレスポンスが送られるようになったことで、意識のすれ違いが明確化するようになったわけですね。
既読スルーはどう捉えられているのか
これは前述のとおり人によってまちまちで、あまり気にしない人もいれば、読んだのに返事が返ってこないことをすごく気にしてしまう人もいます。
また、そもそもの前段階として「恋人とLINEのやり取りをたくさんしたい」と思う人もいれば、「LINE自体あまり好きじゃない、相手が恋人であってもLINEのやりとりは面倒くさい」と思う人もいます。
今回ご紹介する既読スルー活用法は、LINEをあまり気にしない人には効果が薄いかもしれませんが、気にする人にとっては大きな効果が見込めます。
また、相手のLINEへの温度感を探るテクニックとしても使えるので、知っておくと役に立つはずです。
既読スルーをいつ使うのか
単刀直入に言えば「相手が自分のことを異性として意識している/気になっているタイミング」がベストです。
- 合コン・飲み会で初めて会って、その日の帰りにLINEでやり取りをした後、翌日に既読スルー
- 相手が自分に脈アリなメッセージを送ってきたタイミングで既読スルー
- 初デートで盛り上がったあとLINEを続けて、翌日に既読スルー
こういったタイミングですね。既読スルーする期間は2~3日、相手が気が強い人であれば5日~長くて1週間くらいが目安です。
既読スルー戦法の効果
相手があなたを異性として意識しているのであれば、LINEを既読スルーされている状態は気になります。
- メッセージを読んでいるのになんで返してくれないんだろう
- なにかまずいこと言っちゃったかな
- もしかして嫌われちゃったんじゃないか
という風に、不安感がどんどん募っていきます。
これが既読スルーの効果で、心理学的に人間は不安な気持ちが強いと相手の誘いに乗りやすくなることがわかっています。
そのタイミングでメッセージを返信したり、会う約束を取り付けることで相手は一気に安心感が高まります。この落差の大きさが、あなたからの返信や会えた時の喜びをよりいっそう大きなものにします。
- この人といると楽しい
- この人から連絡が来ないと不安になる
- この人といると安心する
という流れを意図的に作り出してあげることで、相手の脳を錯覚させ、気持ちを揺さぶり、相手の中で自分の存在をより大きくポジティブなものに刷り込んでいくわけです。
既読スルーをしたら嫌われるんじゃないかと不安な人へ
自身が不安症な人は、あえて既読スルーをすることで相手に嫌われたらどうしよう、と考えるかもしれません。
ですが、2~3日既読スルーをしたことであなたを嫌いになるような人とはそもそも付き合わない方が良いです。
既読スルーをされるとちょっと不安になるくらいは正常ですが、それが一気に「嫌い」まで行ってしまう人は神経症的な傾向が強いか、相手が自分の思い通りに動いて当たり前と思っているような自分勝手な人です。
実際に付き合ってからのことを想像してみてください。間違ってLINE既読スルーにしてしまったり、忙しくて2~3日連絡できなかった、くらいのことは普通のカップルでもよくあります。
そのたびに相手が著しく不機嫌になったり、メソメソしたり、激しく怒ったりしていては大変です。付き合っていれば暴力を振るってくるかもしれません。
そこまで精神的に余裕のない相手とは付き合わない方が賢明です。
既読スルーはいつでも効果的なわけじゃない
上手く使えば効果的な既読スルー戦法ですが、相手が自分を意識していないタイミングでやっても効果がないのでそこは注意しましょう。
そもそも意識されていなければメッセージが既読スルーになっていることにさえ気付きません。相手が既読スルーに気付くには「あれ、あの人から返信返ってこないな」とLINEを開き、トーク画面をチェックする必要があります。
よく「恋愛は駆け引き、押してダメなら引いてみろ」と言いますが、異性として意識していない、なんならキモいとさえ思っている相手から既読スルーされたところで、相手の意識には影響を与えません。
面倒な返信をする必要がなくなって気分が楽になるかもしれませんが、それがあなたからLINEが返ってこないことが原因だという認識さえされないような関係性で、引きのテクニックを使っても仕方がありません。