気になる人や好きな人との食事や飲みで、座る席によって与える印象が違うことは知っていましたか?この記事では心理学的に相手の緊張感を解き、親近感を抱かせる席の選び方をご紹介します。
心理学における3つの空間
人間関係やコミュニケーションにおける空間の取り方に関する心理学的な理論では、人間の周囲の空間を3つに分けています。
正面:理性の空間
一見、正面は最も話しやすそうに見えますが、心理学的には「対立的」または「真剣な議論」の場に向いているとされ、友好を深めるのには実は向きません。
斜め前:情の空間
斜めの位置は「親しみやすさ」や「協調性」を示すとされ、人情、愛情、心情などの情を持ちやすい空間です。この位置に座って話すことで相手は緊張感を解き、親近感を抱きやすいとされています。
真横・背後:恐怖の空間
真横や背後など、相手から自分が見えない位置は不信感や緊張感を生み出し、人間に不安や防御反応を引き起こすことがあります。
関係性の薄い相手とこの位置で会話することはあまり考えられませんが、仲良くなってからは使い道があります。待ち合わせで「だーれだ」と背後から声をかけてから斜めに位置取ることで、相手の心を恐怖 → 安心と揺さぶることができ、吊り橋効果を期待できます。
左右で与える印象の違い
大多数の人間は心臓が左寄りにあるため、本能的に左半身をより守りたがる傾向にあります。
そのため相手から見て左に位置取るよりは、右に位置取った方がより安心感を与えることができます。
合コンやデートで座る席はココ
これらの知識を合わせると、合コンやデートで座るべき席は気になる異性から見て斜め右です。
ちなみにこういった空間の知識は心理カウンセラーや高額な商品を扱う営業なども使っているテクニックです。
私の友人の看護師も、患者に安心を与えるためこの位置に立って話すよう大学の看護学部で教わったそうです。